- HOME
- 診療案内
整形外科
骨格・関節・筋肉・神経など運動器系統の機能障害と形状変化を研究し、その治療・予防を行う診療科です。
整形外科の治療は、単に病気やケガを治療するだけではなく、運動機能をできるだけ元の状態まで近づけることを目的とします。
また、運動機能の障害だけでなく、内科的な治療が必要な病気(痛風・神経痛・リウマチなど)の治療を行うことも主要な目的です。
リウマチ科
関節リウマチ、膠原病、シェーグレン症候群を中心に、広くリウマチ性疾患の専門的な診療を行います。
一般に、関節、筋肉、腱などの運動器が「痛み」や「こわばり」を引き起こし、全身に炎症を伴って侵される病気を総称して「リウマチ性疾患」と呼びます。
このうち、関節に炎症が続いて、関節が徐々に破壊され、機能障害を起こす病気を「関節リウマチ」といいます。
関節リウマチの初期症状としては、食欲不振、身体の倦怠感、熱っぽいなど、全身にはっきりしない症状が続きます。また、身体がこわばって動きづらい、といった症状(特に朝、手指や全身の関節がこわばる。身体を動かすうちに「こわばり」が消えていく)が感じられると、関節リウマチの前兆である可能性が高いです。
30~50歳代の働き盛りの方に発症しやすいほか、男性に比べ女性の発症率は、およそ4~5倍にのぼります。しかし、「高齢発症関節リウマチ」という、60歳代から発症するケースも多くみられます。高齢発症関節リウマチには、男女の発症率に差はありません。
治療の目的は病気の進行を抑えることと、痛みを取り除くことの二つに分けられます。
関節リウマチの痛みには、炎症による痛み、腫れによる痛み、関節が破壊された痛みなどがありますが、それぞれの痛みに合わせて、薬物療法、手術療法、リハビリテーションを用いた治療が行われます。
関節リウマチについて、いずれ「寝たきり」になってしまうのではないかというイメージをお持ちになっている方もいるのではないかと思います。
しかし、さまざまな治療薬が開発され、薬物療法も進歩してきております。
また、リウマチ手術の技術も日々向上しているため、重度の関節リウマチの患者さんでも歩行ができるまでになり、日常生活も送れるようになった方もいらっしゃいます。